SaaSplats

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ビープラッツの篠崎です。

最近では「フリーミアム」という言葉が当たり前になってきました。
この本で説明がなされて以来ですね。

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

所謂、フリー(無料)とプレミアム(高付加価値)が組み合わされたサービスモデルのことで、サービス申し込みにあたってのエントリーハードルをゼロまで下げ、有料商品へのアップセルや有料サービスの継続利用を促すモデルです。

前回エントリまでは、「都度課金と継続課金の違いについて」と、
この継続課金モデルへ都度販売モデルの事業者の方々が変わるには、
以下4つの対応が求められ、
a.提供するサービスの期間を管理すること
b.提供するサービスの使用状況や利用実績に応じて顧客への請求金額、会計処理(売上計上)を連動させること(従量制の場合)
c.見積、会計処理(売上計上)、請求、入金確認が継続すること。また、これらはb.に応じて変動し続けること
d.再販の場合は、a.~c.を販売パートナとの関係と共に管理する必要のあること
(卸売り条件(仕入を行う事業者の場合は仕入条件)や報奨金を連動させること)

このうちの、「a.提供するサービスの期間を管理すること」
まで書いてみました。

この説明の中で、「無償期間の設定について」を省きましたので、今回はこのエントリを。

弊社のクライアント要件には、「サービスの無料提供期間を設定できるように」というものがあります。
単純に、「提供するサービスの価格設定をゼロとすればいいのでは?」
というと、そうではありません。

商品の価格をゼロとしただけでは、上述のフリーミアムを実現することはできません。
私どものクライアントは、継続サービスを提供する事業者ですので、この場合、無償提供する理由は、「有料サービスの継続利用を促す」ことが目的です。
価格をゼロとするのは予め有料課金することが決まっているから、ゼロにするわけです。

この場合、予め「いつから有料とするのか」を決めておく必要があります。

従って、価格をゼロと設定して販売管理を行うのではなく、「予め決めておいた有料価格のサービス」に対して、「特定期間の条件に該当する場合ゼロにする」という管理を行う必要があります。

この「特定期間の条件」というのが、無料期間の設定の考え方で、これには、大きく2種類あります。(現時点での弊社クライアントからの要件です)

【無料期間設定の例】
無償期間の設定方法 説明
1 起算日タイプ 契約開始から「**日間無料!」という
設定を行うタイプです
2 カレンダータイプ 「2012年9月末までは無料!」といった
予め期限を定めた設定を行うタイプです

ちょっと分かりやすくイラストを挟んでみます。

1. 起算日タイプ

クラウドやSaaSの申込時の提供条件として一般的な「申し込み初月無料!」とか、よく量販店などでISPの申し込み時のキャンペーンなどで見かけるタイプの「申し込み6か月間無料!」などがこれに該当します。

2. カレンダータイプ

キャンペーンの適用条件などがこれに該当すると思います。
「9月末までお申し込みの方はずっと無料!」とか。

この他、期間の管理に該当しませんので、今回の説明に入れませんでしたが、無料提供設定を行う例としては、「ある一定の利用料(量)分を無料にします」などあります。従量制のクラウドサービスや、googleでもAdwordsのキャンペーンでよく見かけますよね。

これは、固定金額を継続して請求するモデルではなく、従量制のサービスでよくある提供条件ですので、今回の「期間の管理」方法には該当しませんが、弊社サービスでは、こういったフリーミアム(無料提供後のアップセルや、継続課金モデル)の販売管理も、みなさんのご要望に合わせて対応できます。

次回は、弊社が提案中によくご質問頂く、従量課金の販売管理方法や請求方法について書いてみたいと思います。

ではまた。

ビープラッツの篠崎です。

Interopの前のエントリで、「都度課金と継続課金の違い」について書いてみましたが、
この続きを。

従来の都度販売モデルの方が、継続課金モデルに変わるには、
販売管理において、以下4つの対応が求められると書きました。

a.提供するサービスの期間を管理すること
b.提供するサービスの使用状況や利用実績に応じて顧客への請求金額、会計処理(売上計上)を連動させること(従量制の場合)
c.見積、会計処理(売上計上)、請求、入金確認が継続すること。また、これらはb.に応じて変動し続けること
d.再販の場合は、a.~c.を販売パートナとの関係と共に管理する必要のあること
(卸売り条件(仕入を行う事業者の場合は仕入条件)や報奨金を連動させること)

今回はこのうち、a.について書いてみます。

「提供するサービスの期間」というと、表現は単純ですが、
これは以下のビジネスルールを定義して管理できるようになります。

(1)期間単位
当たり前ですが、「時間制」か、「日次」か「週単位」か、「月次」

(2)提供単位
予め、サービスを提供する期間が決まっているものは、この範囲を設定しておく必要があります。
12とか(12か月)、24とか(時間)です。
プリペイドのモデルや、期間が到来したら契約満了するモデルに必要です。
この(1)と(2)が設定されて初めて価格を設定できます。
次に、どうやったら課金開始して良いかの、起算し始めるルールを設定します。

(3)成約するルール設定
(1)と(2)の時計を起算し始めるルールを設定するということです。
フリーミアムなどは、この無償期間を経て課金開始されるモデルです。
これらのステータスを管理できなければ、課金できません。
「無償期間」「評価期間」「申し込み受付期間」「課金」など。

(4)契約の満了の仕方「更新のタイプ」
幸いにも、ユーザにサービスを利用し続けてもらえ、契約満了の時期を迎えました。
「では、どうもありがとう。さようなら」ではなく、
おそらく、ここからサービスを継続してもらったり、
上位サービスにアップグレードしてもらったりするタイミングかと思います。
この時の、「更新の仕方」のルールも予め設定しておく必要があります。
「自動更新」なのか「都度更新なのか」

「自動更新」とは、ユーザが辞めると意思表明しない限り課金し続けるモデルです。
携帯電話、通信サービス、電気料金、、、。この他にもたくさんあると思います。

「都度更新」とは、契約更新のタイミングで「引き続き契約しますか?」と利用者へ確認するモデルです。
自動車保険、火災保険、生命保険、リース、、、。この他にもたくさんあると思います。

この他、「更新のタイミングでどのくらいの期間、更新を受け付けるか」の定義も必要になります。
所謂、「猶予期間」とか”Grace Period”と定義されるものです。
と、一言で、「提供するサービスの期間」と言っても、
サービス事業者の志向や商品特性によって、このルールは多様です。

この他、今回詳しく書きませんでしたが「無償期間の設定」についても、
無償期間の考え方は事業者によって異なります。

当社では、従来の販売管理システムや会計パッケージで管理できない、
このような、継続課金型のサービス事業者に求められる多様なビジネスルールに対応する仕組みを整えています。

次回は、今回のエントリで省いた「無償期間の設定」について書いてみます。
ではまた。

ビープラッツの篠崎です。

先週の10日(金)幕張メッセのInteropにて、

クラスルームセッションで登壇させて頂きました。

参加お申込者数は前日までで292名、当日は会場80名の座席数のところ、立ち見の方々も含めて100名を超えるゲストにおこし頂きました。

改めて、多くのご参加を頂きましたことに感謝申し上げます。

有難うございました。

幸いにも我々のセッションは会期中、最後のセッションということもあり、少々時間オーバー気味でしたが、みなさん終了後もなかなか席をお立ちにならず、蛍の光が流れる中、たくさんの方々との質疑応答や名刺交換挨拶などを交わさせて頂きました。ご来場頂いた皆様、貴重なお時間を割いて頂き本当に有難うございました。

今回のセッションを機に、多くの事業者様におかれて、サービス化の支援という形でお役に立てればと思っております。

今後とも、宜しくお願い致します。

尚、セッション当日のプレゼン内容については、本ブログにて少しずつUPしていく予定です。

また、当日の資料をご要望頂ける方は、こちらからお問合せ下さいませ。電子データでご提供致します。

6月10日(金)16時より、Interopのクラスルームセッションにおける講演が決まりましたので、ご案内致します。

テーマは

クラウド、SaaSなどのサービス化を検討するプロ向けセッション
~月額課金、従量課金、継続請求モデルへの対応方法について~

です。

≪概要≫

月額継続や従量課金ビジネスのための販売管理・契約管理・課金システムを解説します。
・クラウドやSaaS事業者、MVNOなどの通信事業者などによる継続課金モデルの構築方法
・ECモール運営事業者による出店者への継続課金、請求、成果連動報酬の管理
・サービス事業者の販売店を通じた再販モデルや、取次モデルの構築方法など
従来の「売切り型」から「継続するサービス提供型」へ事業モデルを変更する際に直面する、「契約管理」や「業務管理」、「販売管理」の問題点について、その対応方法を当社サービスのご利用事例を交えながらご説明致します。

参加お申込みはこちらから(継続課金モデルなどのサービス事業化を検討されておる方を対象としております):

ビープラッツの篠崎です。

今回は都度課金と継続課金の違いについて。

≪継続課金モデルの特性:売上の下支えについて≫
都度課金モデルと継続課金で販売管理費と売上をグラフにしてみました。

条件は、両方とも

◇お客様からの購入やお申込みを1回受付けたら100円の売上
◇100円の売上に対する販管費はどちらも半分(50円)かかる

という前提の絵です。

グラフのスケールが異なるため、若干分かりづらいところがあるかもしれませんが、

前者は、継続して、毎月1個100円のモノが売れるケース。
後者は、継続して、毎月1口100円のサービスのお申込みがあるケースです。

単純に書けば、この絵の通り、売上に対してかかる販管費の率は同じであっても、時間の経過とともに、顧客が継続してサービスを利用し続けてくれる限り、獲得収益には大きな差が現れます。
単に、継続性があるかどうかの違いなんですが、、、。

突っ込みどころとして、都度課金においては;
・100円のモノを売るのに50円もかけない!とか、
・月100円のサービスと同等のモノを売る場合は、1000円くらいに値付けする!
とか・・・。
継続課金モデルにおいては;
・解約率を見ていないこと
など、諸条件を細かく決めていくと、多々あるわけですが、
継続課金のほうも契約者に対してずっと定額の販管費が伴う前提の絵になったりしてますので、実態としてはサービス利用者への販管費は時間の経過とともに低減することを差し引いたり、、、などなど。

あくまでも、シンプルにしてみたら、という前提の絵だ、ということでご了承ください。

大きな違いは、継続モデルは売上のベースを下支えしていき、
時間の経過とともに、スケールしていくことだ、と思います。
半年後とか1年後とか2年後の経過後は、この格差は拡大します。

この売上の下支え特性がまさに、みなさんがサービスモデルを志向される理由だと思います。クラウドしかり、SaaSしかり、ソーシャルゲームしかり、携帯電話キャリアやISPさんしかり。

≪では、継続課金モデル=サービス事業者へ変わるには≫
ここまでとても楽観的に書きましたが、従来の売切モデルの事業者が、サービス事業者へ変貌をとげるには、どのような対応が求められるでしょうか。

(1)販売管理の違い
売切りモデル事業者の方がと継続モデル=サービス事業者へ変貌を遂げるために、1つクリアしなければならない点を挙げるとすると、顧客との関係や商品(サービス)の管理の仕方が挙げられると思います。

主として次の4点に対応する必要が出てきます。

a.当たり前ですが、提供するサービスの期間を管理すること

b.提供するサービスの使用状況や利用実績に応じて顧客への請求金額、会計処理(売上計上)を連動させること(従量制の場合)
c.見積、会計処理(売上計上)、請求、入金確認が継続すること。また、これらはb.に応じて変動し続けること
d.再販の場合は、a.~c.を販売パートナとの関係と共に管理する必要のあること
(卸売り条件(仕入を行う事業者の場合は仕入条件)や報奨金を連動させること)

a.~d.を見ると、従来の売切りモデルの販売管理より、さらに複雑になることがわかります。
・サービス提供にはいつから開始するか、といつ終わるかなどの時間の概念が含まれるようになること
・また、継続した取引関係に従量などの変動条件が含まれると、その期間内における変動条件も管理する必要があり
・また、商流の階層概念が入るとこれらの階層間の変動にも対応する必要がでてきます。

顧客との継続した関係を管理する、と言葉では簡単に表現できますが、これを業務管理面やシステム対応面から考えると、サービス事業者になるには様々な準備や対応が求められます。

ちょっと、今回のエントリーでは、長くなりましたのでこのあたりまでで。

次回にa.~d.の詳しくを書いてみたいと思います。

では

ビープラッツの篠崎 明です。

ビープラッツを設立する以前、私と当社社長の藤田は、前職で三井物産におりました。

事業の担当としては、「ライセンスオンライン株式会社※」という、
企業向けのソフトウェアライセンスのネット販売を行う会社の経営です。(1999年から事業検討を開始し、2000年に事業開始、2002年に事業会社化し、2006年9月まで)※現在、「ライセンスオンライン社」は三井物産よりソフトバンクさんへ売却され、BBソフトサービス社にて事業は運営されております。

このライセンスオンラインを担当する直前は、
シマンテック社のセキュリティビジネスを担当しておりました。
(当時、シマンテック社の法人向け事業は三井物産が総販売元でした)

シマンテックの事業は、法人向けにセキュリティソフトのライセンス販売を行うこと。

ご存じの通り、セキュリティソフトは継続して利用するタイプのソフトウェアです。
ユーザには毎年、年に一度の「保守契約更新」を行って頂くモデル。
我々は、90年代後半のシマンテック社との仕事を通じて、
ソフトウェア販売事業を継続的に成長させるための経験を得ました。
  • パートナーとの関係を強化し、これらを拡大、継続すること
  • 顧客の商品やブランドに対するロイヤリティを高め、継続頂くこと
  • 保守更新率を高めること
今考えると、当たり前のマーケティングですが、さらにライセンスオンラインでは、このソフトウェア事業の特性理解や経験に加えて、EC事業を成長させる意味での特性理解や経験も深められたと思います。
  • webによるマーケティングやパートナサイトを通じての顧客獲得コスト
  • 利用者の購入率
  • 契約更新率
  • リピートオーダー率(顧客1社当たりの売上規模拡大)
など。
細かい指標をWatchしながら事業する、ECでは当たり前かもしれませんが、この事業で継続した売上を獲得する、継続してサービス提供しつづけるためのオペレーションノウハウを得られたと思っています。

前職では、さらにコンシューマ向けにISPなどのパートナを通じて
月額課金提供するサービスも始めていましたので、新しいモデルとして、
  • サービス開始当初は既存会員向け全員に無料提供を行い、解約率をウォッチする販売方法
という、従来の営業・マーケティングスタイルとしての下からの積上げによる売上ではない、上からの目減りを如何に減らすかという、
継続型事業モデルでしかできない、いいモデルを経験できたと思っています。

これは、今でいうところの、フリーミアムですね。

これらの経験を通じて、我々自身の志向も継続型サービスの提供へシフトしていきました。従来の売切りモデルから、継続して利用してもらうモデルへ。

獲得したユーザが継続してサービスを利用するモデル、
≒継続した収益確保が可能でその事業基盤に売上を積み上げていくモデル

この頃から、クラウドとか、SaaSとかの言葉が出始めましたが、ソフトウェア事業者に限らず、これらのインフラを提供するデータセンター事業者や、IT商材を販売する立場のSIer、開発会社、流通事業者などにおいても、継続型サービスモデルへの志向、傾倒が進んできた、ということを実感しています。

ようやく今、これらの提供形態、利用形態が当たり前になってきてますね

2006年に当社を設立し現在まで、当社はクラウド事業者、SaaS事業者、またこれに限らず、継続型サービスモデルを志向する事業者を対象として、この支援事業のSaaSplatsを主軸として、事業を行ってきました。

継続課金や請求、決済
サービス利用者としての顧客管理や契約管理
契約管理サイトの提供、
従量課金、など。

サービス事業者におかれての、様々な課題解決や対応が求められる際には、我々の経験をお役立て頂ければ幸いです。


はじめまして。ビープラッツの篠崎 明です。

この度、新しい事業年度開始に合わせて、ブログを始めることにします。
弊社では、SaaSplatsというサービスを提供しております。

SaaSplatsを、ひとことで言うならば、
「サービス提供事業者の支援」を目的としたサービスです。
「サービス提供事業者の支援」といっても、さまざまな側面がありますが、
この中でも特に
  • 「マーケティング」と
  • 「オペレーション」の支援が、
SaaSplatsの強みであり、特徴のある部分です。
クラウド事業者、SaaS事業者、ASP事業者、またこの他あらゆるwebサービスを提供される事業者(ECなども含む)を対象としており、このブログを通じて、SaaSplatsに関連する以下の内容でブログを書いて行こうと考えています。
  • SaaSplats ご活用事例
  • 弊社パートナーの事例
  • 月額課金と従量課金
  • 新たな機能やサービス
  • セミナー、イベント
など
弊社ならびに弊社サービスが、皆様にとってより身近なものに、
より伝わるように、よりご理解を頂けることを願いつつ。
*** as a Serviceな方も、そうでない方も、今後とも宜しくお願い致します。